もくじ
妊娠を上司に報告したタイミング
1度目の妊娠期もそこそこつわりに苦しんだ過去があり、
なんとなく嫌な予感もあったので、
7週に心拍が確認できたタイミングで先に上司に妊娠を報告しました。
その際
・妊娠が分かったが、何もなければ通常通りに働く意思があること
・その時点では7週と初期であり本来ならもう少し先になってから伝えるものだが、つわりなどに苦しんだ際に休みを頂くことになるかもしれないので、あなた(上司)のみに報告していること
・悲しい結果になった際にご心配をかけてしまうので、安定期まで周囲には知らせたくないこと
・産休、育休取得を希望しており、終了後は復帰の意志があること
をメールと文章(メールのプリントアウト)で伝えました。
何があるか分からない初期に伝えることには大変抵抗がありましたが、
もし悲しい結果になったとしてもお休みを頂くことになるので、
最低限上司には伝えておこうと思い、伝えました。
男性の多い職場で、上司も男性ですが、
自分の体調を一番に考えて行動してくださいと言ってもらえました。
実際そのすぐ後に休むことになってしまったので、
結果としてベストなタイミングだったのだと思います。
つわりで休職できるの?
できました。
法で定められています。
共働き世帯が半数を超えているので、
少なからず需要があるのではと思い、
私が妊娠障害休暇を取得したときのあれこれをまとめておきます。
妊娠障害休暇とはつわりや切迫流産などを理由とした
勤務時間の短縮・休憩時間の延長・休職をする制度です。
妊娠障害休暇は法律で定められている
男女雇用機会均等法13条により、
妊娠中、または出産後の女性従業員が医師などから指導を受けた場合、
本人が申請すれば、雇用主は休憩時間の延長や休憩回数の増加、
症状に応じた作業の制限や勤務時間の短縮、休業など、
状況に応じた対応をしなければなりません。
お給料は出ないが、傷病手当を受けられる
お給料に関しては会社の規定に従うしかないようで、
私の会社では休職中は賃金は発生しません(当たり前か・・・)
ただし、休職となると傷病手当がもらえる場合があります。
傷病手当金とは被保険者が病気やケガのために会社を休み十分な報酬が受けられない場合に、
健康保険から概ね給与の3分の2の額が手当金として支給されるという制度です。
傷病手当金を支給するのは会社ではなく健康保険組合です。
休職で会社に迷惑掛けたからといって遠慮する必要はありません。
毎月健康保険料を支払っている訳なので自分の権利であると言えます。
傷病手当金を受ける条件
1.会社の健康保険に加入している(国民健康保険でない)
2.業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
3.仕事に就くことができないこと
4.連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
5.休業した期間について給与の支払いがないこと
「連続する3日間を含み4日以上」とは、
会社を休んだ日が連続して3日間なければ成立しないということです。
連続して2日間会社を休んだ後、
3日目に仕事を行った場合には、
「連続3日間」は成立しない事になります。
契約社員の場合は?
契約社員やパート、アルバイトの場合でも
ご自身で会社の健康保険に加入している(国民健康保険でない)のであれば、
傷病手当金の支給を受けることができるそうです。
傷病手当金の申請方法
※全国健康保険組合ホームページ
「健康保険傷病手当金支給申請書」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/honbu/g2/cat230/160630/18_k_syoute_160630.pdf
「記入例」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/honbu/g2/cat230/160401/shoute_guide_160401.pdf
私は総務に問い合わせを行ったところ、所定の用紙があるので送りますとの事で、
会社専用の書類を出してもらい、それを産婦人科に持って行って記入してもらいました。
ご自分の会社に一度確認したほうがいいでしょう。
私の場合
悪阻がピークのときはほぼ1日中吐きっぱなしに近かったので、
仕事をしている時間よりトイレにいる時間のほうが長くなってしまったのと、
動悸と眩暈がひどくなってドクターストップがかかってしまいました。
会社に行ってもほとんど仕事にならなかったので、3週間休職しました。
10年会社員やって初めての休職です。
もしお医者さんから止められなくても、
つわりの感じ方は人それぞれですから、
ご自分が辛いと思ったら無理をしないで診断書を書いてもらいましょう。
私は最初「つわりくらいで休める訳がない!」と思っていましたが
自分の意思に反して動けなくなり、
お医者さんに文字で「妊娠悪阻および切迫流産」と書かれたことで
初めて自分が危険な状態にあるんだなと自覚しました。
無理は良くない。
もしお医者さんが診断書を書いてくれないようであれば、
転院も視野に入れていいんじゃないでしょうか??
自分から問い合わせ・申請しよう
連結で2万人近い従業員数の企業に属していて、
福利厚生はかなりしっかりしている会社だと思うのですが、
「つわりで休職したい」と伝えたところ、
妊娠障害休暇を取得するようにとの連絡があり、
一通りの書類がすぐに届けられ、記入例なども丁寧に説明してくれました。
しかし、傷病手当については
会社からは何も言ってくれませんでした。
総務に問い合わせを行って初めて対応してもらえたので、
会社側から何も言ってもらえないから申請できないのかな…?
と悩んでいる方がいたら、勇気を出して申請したほうがいいと思います!
休んでみての感想
仕事が忙しかったので休みたくはなかったし、
つわりっていつ終わるか分からないのでめちゃくちゃ気が引けました。
でもパフォーマンスが悪い中で無理しても周りのメンバーに物理的にも精神的にも迷惑をかけるだけだ思い、休みを頂きました。
休むことに対して、必要以上に後ろめたさを感じる必要はないでしょう。
取り返せるときに、取り返せばいいんです。
(と言えるのは私が個人ワークをしている気楽な立場だからかもしれませんが。)
妊娠は病気じゃないけど、
治療法が無い分、病気と同じくらい辛いときもあります。
頑張ることも大切だけど、
勇気を持って休むことで、
次につわりで苦しむ人に前例を作ることも出来ます。
今後自分以外の誰かが介護・妊娠・病気で休むときに、
「私もお休みを頂いたから、お互い様!」
と快く送り出してあげられるほうが、
誰にとっても働きやすいと思いませんか?
仕事はそれなりに、その他は適度に頑張っていこうと思います。
きれいにそのまま手を付けられずに置いてあり、復帰した後に自分で片付けたよ。
おそるべし個人ワーク。気楽な自由さと引換えに、重責もあるのもたしかです。
この辺はまた別途書こうかな・・・