ビーサイズのAIみまもりロボットGPS BoT(第二世代)を利用し始めました。
買う前に検討した製品との比較や、
現時点(使用2か月)使って良かったと思う点と悪いと思う点をまとめます。
※この記事はバッテリーが改善されたビーサイズのAIみまもりロボットGPS BoT(第二世代)についての記事です。
・第二世代のBoTの主な特徴
・実際に使って感じたメリットとデメリット、おすすめできるポイント
・BoTはどこで買うのがお得か?
・今後も使い続ける理由
・使わなくなった時の解約方法
もくじ
はじめは要らないと思っていました
今年小学校に入学したこっちゃん。
入学当初はそんなに心配していなかったものの、
いざ始まると「いまどこにいるの?」と不安になることが多々あり、
小学校の帰りに道草食って15分ほどで帰ってくるはずの距離を
40分かけて帰ってきた日に「見守りグッズ」を購入することを決めました。
ちなみになぜ遅かったのか確認したところ
キッズフォン or 見守りグッズ
調べていくと見守りの機器は大きく「キッズフォン」と「それ以外」があることが分かりました。
キッズフォンはペアレンタルコントロールができる子供用携帯で、
通常の携帯料金よりも月額料金は安めに設定されているものの
本体費用に加え、月額料金1500円~と少々高額です。
また、この手の機器はかわいらしい見た目で
お友達に見せてしまうだろうし、いろいろ触ってみたくなるでしょう。
また、学校は携帯電話の持ち込み禁止です。
今現在のわが子と話していて、
お教室でお友達に見せたあげたいという気持ちを
自分で抑えることは難しいと感じるので
「大丈夫だな」と思えるタイミングまでキッズフォンを買うことはやめました。
キッズフォン以外の見守りグッズは大きく分けて2つ
・ICタグ(ハンズフリー)
・GPS
この2つが主流のようです。
詳しく説明していくと…
ICタグ
ICタグをランドセルに入れておくと、
読み取り機を通過したタイミングに保護者にメールが届くタイプ。
ランドセルに入れたまま校門を通過するだけで検知します。
基本的に設置している会社の物しか検知しないので
詳細は小学校に問い合わせる必要があります。
デメリット:読み取り機のある場所しか使えない
向いている人:小学校から直接家に帰ってくるお子さん、帰宅時に家に保護者がいる家庭
GPS
携帯電話回線に接続しマップ上から居場所を確認できるもの。
読み取り機が必要なく電波の入るところであればどこにいても使えます。
要は、機能の何もついていない箱だけのスマホを持ち歩く感じです。
デメリット:ICに比べてバッテリー寿命が短い(頻繁に充電が必要)
向いている人:学校の帰りに直接学童や習い事に通うお子さん、共働きなど帰宅時に保護者が不在の家庭
共働きのわが家は、子供の帰宅までには家にいますが、学童に直接向かうのでGPSにしました。
見守りGPSを選ぶ時に重要視したポイント
・契約事務手数料の有無
・本体端末の金額
・月額料金or買切り
・年縛りの有無
・違約金や解約費用の有無
・保護者アプリの利用料やサーチ料金の有無
・保護者スマホキャリアの縛り
・本体の軽さ
・バッテリーの持ち / 充電頻度
・バッテリーが少なくなったときのお知らせ機能の有無
・シンプルで余計な機能がない
・登録地点に着いたときのプッシュ通知
・子供の現在地がわかる
・通った道が追える
調べるまで知らなかったのですが、
1回居場所を探すたびに3~5円のサーチ料がかかるものもあるのです。
自分のパケットを使って探すのにサーチ料とは…?
契約方法から、料金設定、サーチ料金がかからないことなど、
諸々含めてAIみまもりロボットGPS BoTはシンプルな設計だったのでこれに決めました。
買切り型(2年分などを一括で買うタイプ)も最終候補まで残ったのですが、
実際にいつまで使うのか不明なので最終的にサブスクタイプを選びました。
見守りGPSのBoTを選んだ決め手
・本体端末の金額→4800円(税抜)と比較的安価
・月額料金→480円(税別)と比較的安価
・年縛り→無
・違約金や解約費用→無
・保護者アプリの利用料やサーチ料金→無
・保護者スマホキャリアの縛り→無
・バッテリー→最大1か月のロングバッテリー
・バッテリー低下時のプッシュ機能→有
・生活防水・耐衝撃
・本体にボタンがついていない(シンプル)
・無料で見守り人数を増やせる
必要最小限の機能とシンプルな見た目。
私が欲しいと思っていたものがそろっていて、
欲しくないと思っていた機能がついていない。
まさにこれ!という商品です。
チャイルドフレンドリーな見た目の商品は沢山あったのですが、
このGPSはとにかく見た目が可愛くもかっこよくもない白い小箱です。
ボタンさえありません。
ここがポイントで、
子供の興味をそそらない見た目なので、
わざわざランドセルから取り出してお友達に見せようと思わないようです。
(仮に友達に見せても反応も「ふーん…?」程度だと思います)
取り出す回数が増えれば置き忘れなどの心配が出てくるので、
この点はとても重要視していました。
なのでわが家は可愛いケースにも入れません。
そのままポンとランドセルに入っています。
子供が存在を忘れて、触らないことを第一優先にしています。
また、私はSIMフリーのiPhoneに格安SIMをさしてつかっていますが、
BoTはキャリアに縛りがないのでアプリストアから
無料でアプリをインストールするだけで問題なく使えています。
もちろんandroid版のアプリもあります。
1か月ほど使い続けるとAIが普段の行動範囲を学習して、
行動範囲外に出た時にプッシュ通知で知らせてくれるようになるそうです。
まだその機会がないので、
こちらは体験したら記事を更新しようと思います。
・可愛い/かっこいい小物をお友達に見せてあげたくなっちゃうお子さん
・頻繁な充電が苦手な親御さん
・どれくらいの期間GPSを使うかを決めていない親御さん
実際にBoTを使ってみての感想
こういうのは使ってみないとわからないと思うんですが、
感触はおおむね良好です。
・精度はそれなり。細かい路地までは追えないけど、大体の足取りはわかる。
・軽い/小さい
・お知らせプッシュ機能が便利
・プッシュ機能を個別にON/OFFできるのも便利
・見た目がとてもシンプルなので子供の気を引く要素がない
・バッテリーの持ちがいい
・バッテリー優先モード(3分間隔)にしたけど、タイムラグをほとんど感じない
・10~15mくらいの誤差が生じる時がある
・本体と月額使用料を合算すると、2年使う場合月750円程度かかる
・USB-Cケーブル や ACアダプタが付属していない
・利用料金の日割りができないので月末に登録しない方がいい
メリット1:初回の接続が簡単
あまり機械につよいタイプではないですが、
購入して接続するまで、アプリの指示に従ってすぐにできました。
メリット2:大体の足取りがわかる
位置の精度はそれなりですが、特別悪いとも思いません。
建物内にいると少しずれるときがありますが許容範囲内です。
通った道も記録され、
1週間分さかのぼって確認できるので
通学路以外を通ったかどうかもわかります。
GPS衛星では位置が特定できない屋内や地下は、
WiFiや携帯基地局の電波を頼りに、
位置を特定するクラウド測位エンジンを搭載されているそうなので、
この先行動範囲が広がっても安心です。
ただ、すごく精緻に記録されるわけではないので、
とても細かい路地まで確認したい場合は向いてないかもしれません。
現在地も、学校の教室にいるときは屋内なので少し場所がずれて表示されるときもあります。
あくまでも、おおよその現在地と足取りが分かればOKという方向けの商品です。
メリット3:軽い&小さい
ただでさえ重たいランドセルにこれ以上いろいろ詰め込むのは嫌だったので、
本体が少しでも軽いものを探していました。
本体の重さは46グラム、サイズは50 ✕ 50 ✕ 18 [mm]です。
メリット4:プッシュ機能があり個別にオンオフできる
到着、出発、バッテリー低下時のプッシュ機能がありますが、
どれも個別にオンオフできるので、
「到着は通知なし、出発はプッシュを受け取る」というように通知をカスタマイズできます。
朝は通学の生徒が増える道まで子供を送りがてら私も出社します。
しばらくするとスマホに「小学校に到着しました」と通知が届き一安心。
午後は「小学校を出発しました」のあとに「学童に到着しました」の通知を確認します。
夕方は下の子を迎えに行きつつ
「学童を出発しました」の通知を確認したら
途中まで迎えに行くと
タイミングよく落ち合えて本当に便利に使えています。
また、アプリ上で機器番号から個人名に名前に・アバターを写真に変更するとプッシュ通知で「こっちゃんが小学校を出発しました」と顔写真付きで出てくるのが可愛くて嬉しいです(親バカなので)
メリット5:見た目がシンプル
物理ボタンが付いていないので、故障する要素が少ないと思います。
また、見た目が全然可愛くないので子供が取り出して遊ぶということもほとんどないです。
ランドセルの隅にそっと入っています。
メリット6:バッテリーが長持ち
バッテリーの持ちは想像以上でした。
学校も学童も遠くなくて長距離を移動しないので、
初回は1か月以上充電がもちました。
メリット7:タイムラグをほとんど感じない
バッテリー優先にしている割には心配していたほどタイムラグは感じません。
十分です。
デメリット1:教室位置を考慮して登録したほうがいい
小学校と学童は本体が到着してすぐに住所から地点登録したのですが、
子供の教室が敷地の端の方にあって、
登録した住所だとGPSの検知範囲を出たり入ったりしてしまい、
1日目はプッシュ通知の多さに「なんで出入りしているの?」とびっくりしました。
その後は地図上から微調整したので問題はありません。
小学校などの敷地の広い場所を指定する場合は住所を入力するだけでなく、
子供の教室の位置を考慮して調整する必要があります。
住所を入力してから、
アプリの地図上の場所を指で微調整するのがベストです。
デメリット2:10~15mくらいの誤差が生じる
私は大まかに知れればいいので気にならないのですが、
建物内にいると現在位置に誤差がでるときがあります。
沢山雑居ビルが並んでいる一角にある塾に行っていて、
ピンポイントでその場所にいるか確認(となりのテナントではなく確実に塾にいるかや、何階にいるかの把握)することはできません。
そういう場合はIC式の併せ持ちがいいんでしょうか?
もう少し学年が上がったらこの辺りも考えないといけなくなってくるので、
別の機会に考えます。
デメリット3:充電ケーブルが付いてこない
BoTを購入する際に注意が必要なのが、USB-CやACアダプタが付属してない点です。
うちはすでに充電するためのUSB-Cケーブルがあったので、
付属品分を値上げされるより付いてない方がありがたかったのですが、
USB-Cケーブルを持っていない方は事前に購入する必要があります。
USB-Cは任天堂Switchでも採用されている充電ケーブルで、楕円形の差込口ですよ☆
デメリット4:利用料金の日割りはできない
月額利用料の日割りはないので、
3月31日に接続開始すると3月分がまるっと請求されます。
接続開始は月初にした方が気分てきにいいでしょう。
(※購入しただけでは月額料金はかかりません。購入したGPS BoTの「ペアリング」と「GPS BoTの充電」の両方を行った時点で月額料金の支払いが開始されるそうなので、購入した本体が手元に届いても、使うまでは充電しちゃダメですよ☆)
今後も使い続ける理由
AIみまもりロボットGPS BoTを使用して感じたのは
「バランスがいい」ということです。
必要十分な機能で、行動範囲の広くない小学一年生にはぴったりの製品です。
これがあるから事件や事故が防げるかと言えばNOですが、
十分な安心感が得られます。
わが家はキッズフォンはまだ買うつもりがないので、2年くらいはAIみまもりロボットGPS BoTを使い続けるつもりでいます。
使っていくうちにこのレビューとは違う感想が出てくると思うのでその際はまた書き直します。
購入方法
・ランドセルメーカーなどを経由して購入(メーカーに準拠)
・Amazonや楽天で購入←おすすめ
私のおすすめの購入方法は
プライム会員ならAmazonで購入することです。
唯一ポイントが使えて、貯まります。しかも一番早い。
小学校に入ると月曜日に
「〇〇を水曜日に持たせてください」という地獄のお知らせが本当に来るので、
そんなときにおすすめなのがAmazonプライム会員。
月曜夕方の注文でぎりぎり間に合うのでAmazonにお世話になりまくりの生活です。
今までAmazonプライム会員を見送ってきた方も、小学校の入学を機にいかがですか?便利ですよ!小さいお子さんがいるお家ならファミリー会員に登録すると子供用品のセールがあったりとお得にお買い物できますよ。
調べました!解約方法と故障対応
以下は私の備忘録ですが、
特定の月だけ利用を停止したい場合(例えば夏休みの1か月間だけ止められるか)をどうなのか調べてみましたところ、
公式サイトに
「BoTの月額利用の一時利用停止は受け付けておりません。どうしても継続してご利用頂けない場合は、解約のお手続きをお願い致します」
とあるため、一時的な利用停止はできないようです。
止める場合は完全な解約となり、端末は再利用できないそうです。
機械がゴミになってしまうのはもったいないですね…
せめてリチウムイオン電池の回収くらいは行っていると嬉しいのですが…
・一度、解約したGPS BoTは再利用できません。
・解約完了後の取り消しはできません。(再度、購入していただく必要があります。)
・月額料金の未払いがある場合、解約手続きができません。お手数ですがスマートフォンアプリから クレジットカード情報の更新 をお願いいたします。
解約は利用開始時に登録した端末のオーナーアカウントでログインし、設定から行うようです。
https://bot.helpscoutdocs.com/article/335-gps-bot
BoTの故障・保証について
GPS BoTの端末の保証期間は、購入日から1年間です。
1年以内の自然故障は無償で交換できるようです。
ただし、落下や紛失、水没、強い衝撃などによる破損は保証外となるので注意です!
生活防水なので、軽く水がかかる程度は大丈夫そうですが、完全な水没はNGです。
本体を水没させてしまうと発火や電池の液漏れの恐れがあるので使い続けられません。
その際は本体を再購入する必要があります。
汚れても水でじゃぶじゃぶ洗っちゃダメですよ!
位置情報が更新されないときの対策と本体リセット方法
実際に使う機会がないことを祈りますが、本体が不調の時のリセット方法です。
GPS BoTは、揺れを検知して測位するようなので、逆に揺れを検知しない場合は移動がないものとして現在地の更新をお休みしてバッテリーを長持ちさせるそうです。揺れ(移動)を検知すると測位が再開されます。
2.GPS電波・WiFi電波ともに取得できず、位置情報が予測できない
建物、車、バス、電車、地下などはGPS、WiFi電波を遮るため、WiFiを設置がない場合は位置情報を予測できない時があるようです。
対策として「頻度優先モード」を利用しこまかく位置情報を予測するか、窓際に置くと電波をキャッチしやすいそうです。
3.新幹線・飛行機など、時速100km以上の移動があった場合
時速100㎞以上で移動すると一時的にロックがかかるそうですが、しばらくすると自動的に位置情報の予測を再開します。将来的にはこの一時的なロックを行わないように変更していく予定だというように公式ページに記載があります。
4.機内モードに入っている場合
一度機内モードに設定すると電波を発しない、受信しない状態となり、次回充電するまで見守りができません。充電すると、機内モードが解除されて通常どおり使えるそうです。
そして、1~4のどれにも該当しないのに位置情報が取得できない場合は
以下の方法で端末のリセットする必要があります。
1.充電ケーブルにつなぐ
2.ランプが光ることを確認
3.充電ケーブルを5回抜き差し
4.充電ランプが緑になるまで充電
5.外に持ち出す
これでもダメなら、サポートセンターに問い合わせて交換してもらうしかなさそうですね。
精密機械は自分では修理できないので、
壊れないように使っていこうと思います。