【厳選3冊】小学校入学までに読んでおきたい防犯のための絵本



小学生になる前に!読んでおきたい防犯絵本

我が子も4月から小学生。
今までの幼稚園や保育園と違って登下校を自分でするようになります。
その準備として親から子供に伝えておきたいことは防犯のこと。誘拐や性犯罪に巻き込まれないためにわが家で子供に読み聞かせした防犯や性教育のための絵本の中で、読みやすかったものを3冊をご紹介します。

ちなみに読み聞かせしたのはわが家の5歳児こっちゃん

こっちゃん
「えほんだいすき。4がつからしょうがくせいになるんだ!」

普段の我が子には毒のない子供向けのテレビや絵本、優しい先生に囲まれた保育園など、とても平和で優しい環境が取り巻いています。
子供にとって「悪い大人」は絵本の中の泥棒くらいしか存在せず、しかもその悪い泥棒もすぐお巡りさんが捕まえてくれると思っていると思います。

ずっとそのままでいてほしいけれど、いつかは子供は親の手を離れて一人で歩きだします。
その時には想像しているよりももっと悪い大人と対峙しないといけない場面もあるかもしれません。

これから必要になる性教育の導入として「あたなの体はあなただけのもの」と、そして「あなたに酷いことをする人が存在するかもしれない」ということを教えられる絵本を選びました。

絵本:とにかくさけんでにげるんだ

タイトル:とにかくさけんでにげるんだ
著者  :ベティー・ボガホールド
出版社 :岩崎書店

「お母さんが呼んでるよ」などと誘われた時、身体をさわられた時…どうしたらいい?
具体例を挙げて教える絵本です。男の子でも女の子でも、どちらでも自分の身に置き換えて考えられます。

・デパートで迷子になった男の子の話。
・公園で知らない人に「おじさんの車で一緒に行こう」といわれた男の子の話。
・マンションの通路でぶつかったおじさんに、いやなさわられ方をした女の子の話。
・家族旅行中、ホテルのゲームコーナーで「すごいゲームがあるよ」と知らない人の部屋に引っ張りこまれそうになった男の子の話。
・どうしたらわるい人から身をまもれるか、お父さんと話す女の子の話。
・親戚のおじさんの家で服をぬがされ、いやなゲームをさせられた女の子が、友だちのはげましでお母さんにそのことが言えた話。

誘拐や性被害にあったとき、どうしたらいいか親子で話し合える絵本です。
とくに、最後の話で「あなたが嫌なことをされても、それはあなたが悪いわけじゃない」と伝える場面が重要だと感じました。
子供はいまいちピンと来ていないようですが、いまから言い聞かせておくことで、何か被害にあったとき必要以上に自分を責めて隠さないでいられるためのきっかけになると思います。5歳前後のお子さんにお勧めの1冊です。

絵本:きをつけなくちゃ!

タイトル:きをつけなくちゃ!
著者  :なかやみわ
出版社 :三起商行(ミキハウス)

知らない人に声をかけられたらどうしたらいいのかを、小さな子供にもわかりやすく解説した絵本です。「迷子になったら?」「知らない人に声をかけられたら?」など具体的な場面をかわいいイラストとともにあげているので、3歳前後の子供にも伝わりやすいと思います。初めての防犯絵本にお勧めの1冊です。年長さんなら自分で読めると思います。

絵本:ぜったいについていかないよ!

タイトル:ぜったいについていかないよ!
著者: 嶋崎政男(監修) すみもとななみ(絵)
出版社: あかね書房

子供が小学生になると、通学や友人との遊び、習い事など、一人で行動する機会が増え犯罪に合う可能性が高まりますが、大人がいつまでも子どもについて歩くわけにはいきません。

この絵本は、誘拐や連れ去りの具体的な手口をあげ、対処法を解説しています。どのような手口があるかを知ることで、安易に大人の誘いに乗ることを防ぐことができます。とくに不審者が見るからに怪しい人だけでなく、ちょっと話をした事がある人・優しそうなおじさん・お姉さん・お兄さんなどいろいろなケースが紹介されている点がよいと感じました。

文字数が多めなので年長さんでも自分1人で読むのは難しいかもしれません。小学校に上がる前のくらいの時期に親子で一緒に読むのがお勧めです。

いかがでしたか?
どれも大人も「こういうシチュエーションがあるな!」とハッとさせられる事例が挙げられていて勉強になります。

読む時の注意点

お勧めの読み方はまずは親が一通り目を通してみてから、
いまの時期に必要と思ったものだけを、
子供を膝に乗せながらゆっくり読み聞かせすることです。

私はなるべくリラックスした調子で読むように心がけました。
子供も「これはどういう意味なの?」と質問してくれて答えに窮してしまう場面もあり、私自身が考えるきっかけになりました。

小学校入学前のこの時期にいかがでしょうか?